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# 臨床検査技師のお仕事知ってますか？〜良質で適切な最小限の検査を最大限に活かそう〜

 公開日：2022/05/01 / 最終更新日：2022/11/15

[医療技術者](https://journal.epigno.jp/tag/technician)

 執筆者：[前田 奈緒子 臨床検査技師/日本乳癌学会評議員/日本超音波検査学会代議員](https://journal.epigno.jp/clinical-technologist#blogpostauthor)

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監察医や法医解剖医のドラマで、解剖の介助や病理標本の作製、人体の薬物濃度測定など、あうんの呼吸で医師をサポートしていた登場人物がいませんでしたか？その職種は臨床検査を提供する唯一の医療従事者である、『臨床検査技師』です。

 

昨今のコロナ禍では、PCR検査の担い手として、また不足しているワクチン接種のいわゆる打ち手として白羽の矢が立ったことで、少しばかり脚光を浴びた感はありますが、臨床検査技師の認知度はまだまだ低いのが現状です。

 

臨床検査は視診、触診、聴診、問診に加え、身体の状態を知るための手段として医療機関で日常的に行われていますが、せっかくの臨床検査の専門家を十分に活用できていないのではないでしょうか。

 

本稿では臨床検査技師という職種とその業務内容を知ってもらうことで、検査依頼と検査結果を効率よく、また最大限に、診療に活かせるよう、臨床検査技師の活用術をお教えいたします。

## **意外と知らない臨床検査技師の業務範囲**

### **臨床検査技師と臨床検査**

臨床検査技師は、様々な臨床検査を行う医療技術者であり、厚生労働大臣が認定する国家資格です。臨床検査とは特に人体に対して行われる検査で、「検体検査」と「生理検査」の大きく２つに大別（図１）されます。検体検査は採取した血液や尿、便、咽頭ぬぐい液、病変の一部などを検体とし、生理検査は超音波検査や心電図検査、脳波検査、聴力検査、肺機能検査など、患者や受診者を直接調べる検査がこれに当てはまります。

 

![スクリーンショット 2022-04-22 220316](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20220316.png?width=750&name=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20220316.png)

 

図１.検体検査と生理検査の内容

 

例えば生理検査（表１）である、[超音波検査](https://journal.epigno.jp/ultrasound-examination)で悪性病変を疑い、超音波ガイド下針生検が施行され、検体検査（表２）である、病理学的検査で確定診断がついた時。[超音波検査](https://journal.epigno.jp/ultrasound-examination)を行い病変の存在や質的診断を画像で伝えるのも、超音波ガイド下針生検の介助も、採取組織のホルマリン固定、パラフィン包埋、薄切、染色、そして病理標本の作製も、すべて臨床検査技師の仕事です。

 

![スクリーンショット 2022-04-22 215900](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20215900.png?width=915&name=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20215900.png)

表1.各生理検査の内容

 

さらに手術が施行される場合には、身体の状態把握のための生化学的検査や免疫血清学的検査、血液学的検査、輸血に備えての交差適合試験、これらの検査に必要な血液の採取、肺機能や心臓の検査、術材の病理標本作製に至るまで、すべて臨床検査技師の仕事です。臨床検査技師は放射線を取り扱う以外の検査全般を担っていると言っても過言ではなく、その業務は実にバラエティに富んでいます。

 

![スクリーンショット 2022-04-22 215823](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20215823.png?width=922&name=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-04-22%20215823.png)

**表2.各検体検査の内容**

 

### **医療環境の変化に伴う臨床検査技師の業務拡大**

元来、検査は医師自ら行っていましたが、仕事の分業化と検査の多様化や高度化により、臨床検査を専門におこなう技術者が不可欠となりました。そして現在、さらなる医療環境の変化に伴い、タスク・シフティング（業務の移管）やタスク・シェアリング（業務の共同化）が進められています。加えて、昨今のコロナ禍での需要も増え、さらに業務範囲が拡大しています。 

 

「正しい検査は正しい検体採取から」との観点より、臨床検査技師の採取できる検体が増えつつあります。例をあげると、平成27年4月１日より鼻腔・咽頭拭い液の採取に関する研修が開始され、鼻腔・咽頭拭い液の検体採取も業務の一つとなりました。コロナ禍におけるPCR検査の需要を見越したような先手を打った業務拡大となりました（[1](https://journal.epigno.jp/clinical-technologist#ref)）。

 

また令和3年6月には、臨床検査技師と救急救命士による新型コロナウイルスに関わるワクチン接種のための筋肉内注射実施の研修要項が発出され、検体の採取だけでなく、いわゆる打ち手としても活動の場が広がりつつあります。 

## **検査の依頼項目で困った時は**

検体検査は、基準値のあるものだけで約2,000項目あると言われています。検査目的に合わせ、医師の指示により各項目を組み合わせて検査を行いますが、その組み合わせは想像しがたいほどの数になります。新しい検査項目も増えていくため、適切だと思って依頼した検査項目が、時代錯誤なんてことも起こりえます。

 

![AdobeStock_328733368](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/AdobeStock_328733368.jpeg?width=5977&name=AdobeStock_328733368.jpeg)

 

「病状から考える適切な検査を知りたい」「検査値から導き出される疑い病名が考えていた病名と違った」「検査値に対する追加検査は何を行えば良いのだろうか」など、臨床検査に関することは臨床検査の専門家である臨床検査技師にぜひ相談してみてください。臨床検査技師の業務範囲は検体検査だけでなく、前述したように生理検査もその範疇です。数字だけではなく画像や波形などの可視化された情報からも病状を読み取ることができます。

 

![AdobeStock_336039159](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/AdobeStock_336039159.jpeg?width=750&name=AdobeStock_336039159.jpeg)

 

無限大の組み合わせは、一人一人の症状や状況に合わせたオーダーメイド検査が可能であることを意味しますが、膨大な検査項目からベストな組み合わせを導き出すことはなかなか大変なことです。だからと言って、あれもこれも検査をすることは当然過剰検査ともなり得ます。良質で適切な最小限の検査を最大限医療に活かすため、臨床検査に関することは、臨床検査技師に任せてみてはいかがでしょうか？

## **チーム医療における臨床検査技師**

チーム医療とは、『医師をはじめとするメディカルスタッフが、患者とともに、それぞれの専門性をもとに、高い知識と技術を発揮し、互いに理解し目的と情報を共有して、連携・補完しあい、その人らしい生活を実現するための医療である』と定義されています（[2](https://journal.epigno.jp/clinical-technologist#ref)）。

**![AdobeStock_323259843](https://journal.epigno.jp/hs-fs/hubfs/AdobeStock_323259843.jpeg?width=6000&name=AdobeStock_323259843.jpeg)**

 

臨床検査技師は病院検査室内での業務だけでなく、検体採取や病棟での業務、内視鏡検査の介助、在宅医療など、活動の場を広げています。検査室内にこもりがちと思われている臨床検査技師ですが、前述のようにその業務範囲は広く、意外にも外での活動も十分可能です。臨床検査技師はチーム医療の様々な局面できっと戦力になるはずです。

## まとめ

本稿では、まずは『臨床検査技師』という職種を知ってもらうため、業務内容を中心に情報をお届けしました。少しでも臨床検査技師を身近に感じていただけたなら幸いです。

さて臨床検査技師が行う検査は、それぞれに深い専門性を求められるが故、検査毎に認定制度もあります。一口に臨床検査技師と言っても、どの検査を専門にしているかで、働き方すら変わります。

今後も知られざる臨床検査技師の世界をお届けしていきたいと思っています。

## おわりに

Epigno Journal では、これからの医療を支えるTipsを紹介しています。また、メールマガジンにて最新記事のお届けをしています。右記フォームより、お気軽にご登録ください。

## 出典

（1）一般社団法人日本臨床衛生検査技師会　[http://www.jamt.or.jp/](http://www.jamt.or.jp/)

（2）チーム医療推進協議会：[http://www.team-med.jp](http://www.team-med.jp)

 

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執筆者について

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[前田 奈緒子（Maeda Naoko）](https://journal.epigno.jp/author/naoko-maeda)

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(株)ムトウ、専業主婦を経て、2008年から臨床検査技師として本格的に仕事開始。国際医 療福祉大学三田病院、よしもとブレストクリニックで超音波検査に携わり、2020年 Sono+開業。フリーの超音波検査士として十数箇所で勤務の傍ら、2022年７月に乳房超 音波検査の勉強会を主催するECHO STEPを立ち上げる。ZOOM勉強会や対面でのハンズ オン講習会を開催している。 日本乳癌学会評議員、日本超音波検査学会代議員、赤坂乳腺超音波勉強会代表世話人

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